2015年01月19日

五十代前半

二年前ぐらいに、同じような記事を書いたのだけれど・・・。たとえば、年代ごとに「私が似ている俳優」が、少しずつ変わって来ている。

二十代 松田優作 ただし、松田さんを小さくした松田さん。で、女友達が、「イサオもさぁー、後五センチだわね」「あっ、身長ね」「うーーーん、足が後五センチ長ければねぇー」=俳優になれた升降桌。じゃかぁーーーしぃーーー。

三十代 田村正和 最年少課長の後光もあったかも、よく似ていると言われた。えっ? いい意味じゃないの? 分からん。

四十代 役所公司 を、女っぽくした感じ、だって。よく分からん。まあ、確かに似てはいるけれど、役所さんの方が、ずっと、体格がいいし、男臭い、つまり、ずっとセクシーである。

五十代前半 ジャッキー・チェン ただし、体と財布の貧弱な・・・、だって。じゃかぁーーーしぃーーー。

で、現在。母方の伯父さんに超似ていると言われる電動桌。伯父さんは、今年で九十歳。絵描きなんだけれど、一家五人は養えないから、定年まで県庁に勤めていた。非常に真面目な勤め人であり、狂気の絵を描く凄い人である。二束の草鞋をずっとやってきた人である。定年後は、もちろん、絵、旅行、遍路さんと動き回っている。今でも、電車バスに乗らずに、町中は徒歩である。

伯父さんは、とても、お洒落である。絵描きだから、着ているもののセンスは抜群。伯父さんと私が二人でサングラスして、妹を中華飯店の前で腕組みして待っていた。妹到着。「げっ、親子だぁーーー。うちの父親より伯父ちゃんにそっくりぃーーー」だって。

妹の分析では・・・、二束の草鞋、真面目と狂気、酒飲み、ベースケ曾璧山中學、根が優しい、非常に似ているそうである。

伯父さんには、日本へ帰るたびに必ず会う。必ず、私のコンサートを聴きに来てくれる。「いやぁーーー、イサオ君の音楽は、俺にはよく分かるんだよ、体全体で弾いている姿がいいなぁーーー、あなたは、ピアノのバン・ゴッホだよ」。

伯父さん、絵の色々な賞を取っているし、なんかの週刊誌の表紙絵も描いていたから曾璧山中學、もしかすると、目に留めている方もいらっしゃるかも・・・。でも、伯父さん、絵、気に入った人にあげてしまうから、画商は仰け反り。家に一枚も絵がない。
  


Posted by Pir at 18:08Comments(0)life