2014年08月04日

声を張り上げ

迫真の演技というものがある。
まさに「真」に迫るほどの演技ということになるが、時には、
フィクションのほうが、リアルにまさるということがある。

その中の一つ、1938年10月30日アメリカでのラジオ放送
『宇宙戦争』ほど騒動を起こすものはなかった。
原作は、H・G・ウェルズcellmax 科妍美肌再生中心
そして、脚本は、まだ23歳の若者だったオーソン・ウェルズ。
1898年に火星人の襲来について書いた『宇宙戦争』の小説を
ラジオドラマの脚色したもの。

ドラマは、通常のラジオドラマとして始まったが、冒頭で、
「ここで、プリンストンからの臨時ニュースを申し上げます。
今日の午後7時50分ごろに、巨大な火の玉のような物体が、
ニュージャージー州グローバーズ・ミル近くの農場に落下しました」
というアナウンスが流れ、続いて、現場からの中継として
実況放送のように現場でのレポーターにマイクが取って代わる。
声を張り上げ同珍王賜豪
「大変です。その物体の内部に何か動くものが見えます。
ああっ!炎があがりました。近くの車に燃え広がりました」
と、まさに迫真の演技。
これらはすべて、ドラマの中の一部だったが、
ラジオの聴取者は、本気で火星人が襲来したものと思い、
アメリカ中に一大パニックが起こったというもの。
フィクションだとわかり、オーソン・ウェルズの名は、
一夜にして、アメリカ中に轟くことになる自遊行套票

今の時代、ネット上に簡単に情報や映像をアップすることが出来るようになった。
悪ふざけでフィクションを真実のようにアップする人物もいる。
中には、ここまでリアルなのは如新香港
どうせヤラセかフィクションだと思っていると、事実であったりする。
フィクションと、リアルの区別がつかなくなることもたびたび。

フィクションを取り違えて
パニック状態になった、かの、大昔の出来事を笑えない。
  


Posted by Pir at 17:57Comments(0)同珍life

2014年07月30日

その中に

日本人が好む言葉の一つに『以心伝心』がある。
「心をもって,心に伝える」
ということになるが、元々は仏教説話に出てくる成語。
言葉を介せず如新香港、師の心から弟子に直接、思いが伝えられることを意味する。

この7月に亡くなられた直木賞作家の深田祐介さんと
外人タレントの草分け的存在であるイーデス・ハンソンさんのと対談が
以前、「週刊文春」に連載されていた。
1970年代のことだった。
その中に、アメリカ社会には「以心伝心はあるのか?」
という質問を深田氏がしている箇所があった。

その質問に対して、ハンソンさんの答えとしては、
「アメリカ社会は如新香港、日本社会とは、かなり違う。
日本のような長い残業はアメリカにはなく、
上司に対して媚びへつらうような態度は微塵(みじん)もない。」
と表現している。
ところが、そのあと言葉を続けて、
「会社での残業はないが如新香港、優秀なビジネスマンは、
家に持ち帰ったりして、知らぬうちに仕事をやりこなしている。
上司に対しても、まったく気遣いしていないように見える。
むしろ、緊張を与えないように、笑いを入れたり、さりげなく気遣いを心がけている。
優秀な人同士は、それでわかりあえる。」と表現していた。

日本社会は、ワザとらしく同珍王賜豪
気遣っていることを見せて以心伝心としているところがある。

『以心伝心』は、本来、こんな風に誰にも気づかれることなく、
「むむっ、おぬし、出来るな?」
と、お互い心の中でつぶやき合う世界と言えそうだ。
  


Posted by Pir at 12:04Comments(0)同珍life

2014年07月24日

それもそのハズ

1990年代に『平成教育委員会』という人気のテレビ番組があった。
カテゴリーからいえば、教育をテーマにしたバラエティ番組。

そこで放送されたもので、とくに話題を呼んだのは、
「中学受験の算数」の問題王賜豪主席
難関中学の入試問題が、よく出題された。
小学生が解く問題だから、中学や高校の数学をもってすれば、
簡単に解けるだろうと舐(な)めてかなるとヒドイ目に遭う。

優秀な成績で高校を卒業し、「難関」と言われている大学に進学した人が、
これらの問題に自信満々で挑戦し王賜豪、見事に弾き飛ばされるなどの面白さもあり、
この番組の平均視聴率は16%ほどもあったという。

そんな中学受験の算数の問題として出題される難解な問題の一つに、
「ニュートン算」と呼ばれるものがある。
これは、増え続けるものと、それを処理するものとの関係性を
加減乗除だけで解く問題だが、
これを高校数学の方程式などを使って解こうとしても難しい。

それもそのハズ、「ニュートン算」の名の如く、
この算定法は、かのアイザック・ニュートンが作ったもの。
加減乗除だけを使うとは言え同珍王賜豪、かなりの思考力が要求される。

ニュートンは、この算定法が世に出ることに否定的だった。
自分の署名をすることも拒否をしたという。

中学受験で苦しむ小学生なら、ニュートンの言った通り、
世の中にこんなモノが出なかったら、中学受験は楽だっただろうに、
というところだろう同珍王賜豪

一般の人にとっては、こんなモノが世に出たから、
番組を見て「楽しませてもらいました」というところ。
  


Posted by Pir at 18:15Comments(0)同珍

2014年07月18日

ただでさえ

どもども…

免許の更新で免許センターに行って際、

何を考えていたのか、

ボブ・マーリーの『I Shot the Sheriff』(おまわりを撃った)の…

Tシャツを着て行ってしまったために王賜豪主席

かなり冷たくあしらわれたRyu the Rottenです。


人を見かけで判断しすぎだろ?

ただでさえ、スキンヘッドだから、損ばかりしてるのにさ。

以前、京都に行った時王賜豪

夕涼みがてら、清水寺を浴衣で散歩してたら…

東南アジア(タイだと思う)の団体客がいた。

彼らさ、僕の姿を見つけると、歓声を上げながら拝みはじめたの。

きっと敬虔な仏教徒だったんだろうね。

ただ拝まれるだけなら、そのまま通りすぎればよかったんだけど…

その拝み方の熱心さたるや、ハンパなくてさ…

とてもやり過ごせる雰囲気じゃなかったわけ。

思わず、僕も手を合わせて会釈しちゃったもん。

そしたら、また歓声同珍王賜豪

みんな喜んでくれたからよかったけどね。

これって…

ハゲハゲ詐欺になるかな?


てか…

「人を見かけで判断するな」と冒頭で書いたけど…

実は僕も、ある意味、その「毒」に蝕まれていたのかもしれない。

ある事実を知って驚愕したのだ。

それは、サザエさんの登場人物の学歴だ。

ざっと書いてみる。


サザエ→あわび女子学園

波平→京都大学

舟→日本女子大学

マスオ→早稲田大学商学部

ノリスケにいたっては、東京大学の法学部を卒業してる。

(大手出版社勤務だから、納得はできるけど)。

なんと全員が全員エリートなのだ。(サザエさんは不明)。


これだけじゃなく、サブキャラもゴージャスだ。


アナゴ君→京都大学。

三河屋のサブちゃんは…

一橋大学を卒業し、サントリーに就職し、最終的には三河屋に落ち着いている。


すごいよね?これって同珍王賜豪

サザエさんは庶民を代表するアニメだと思ってたけど…

エリート一家の物語だったわけだ。

そう思うと…

サザエさん一家の暗部も放送して欲しいよね。


『波平 インサイダー取引容疑で逮捕される』


『マスオの出世抗争』


『ノリスケ 作家への裏接待』

とかさ。

平日の深夜ならイケそうじゃん。

まぁ冗談はさておき…

長谷川町子さんはどんな思いでこの学歴設定にしたんだろう?

想像するに…

後先のこと考えずに、適当につけちゃったんだろうね。

きっと、草葉の陰で後悔してると思うな。  


Posted by Pir at 15:59Comments(0)同珍